Porteus 3.0の解析
今回のPorteus 3.0もデスクトップ環境が、KDE4、LXDE、MATE、RazorQT、XFCEと5つ用意されている。ダウンロードのページでは選択してisoイメージを生成するようになっていたが、サイト内のディレクトリでは標準的なisoイメージが5つあったので、とりあえず5つのイメージをダウンロードしてみた。気になるのは、各デスクトップ環境でどれくらいの起動時間か。isoイメージの大きさ(容量)の関係もあるかもしれないが、軽快と言われるデスクトップ環境が小さいというわけではないみたい。とりあえずVirtulBox環境を手で起動時間を測ってみた。
デスクトップ環境 | 容量(MB) | 起動時間(sec) |
KDE4 | 206 | 24.7(45.4) |
LXDE | 159 | 17.8 |
MATE | 203 | 21.2 |
RazorQT | 210 | 21.4 |
XFCE | 165 | 18.9 |
KDE4の()は、画面上のアクションから起動サウンドが終了するまでの時間。その他は、画面上のアクションが終了した時間。手での計測なので小数点1桁はほとんど意味がないけど、まぁ参考まで。KDE4はリッチなデスクトップ環境なので、まぁこれぐらいかなと思うけど、他の4つはほぼ大差ない。RazorQtは、KDE4と同じQtライブラリを使っているものの、軽快をウリにしているはずなんだけど起動時間がそれほど短くないのは意外。これがライブCDとして起動すると、いずれも60秒以上かかるのが頭の痛いところ。
Porteus 3.0のディレクトリ構造も調べてみた。以前のものとほとんど変わっていない。Windowsのインストール用実行ファイルは、以前からあったかなぁ。baseディレクトリにある、003-lxde.xzm や 04-firefox.xzm あたりをmodulesまたはoptional以下に移して、cheatcodeを利用して起動できるデスクトップ環境やアプリケーションをコントロールしてあげると、1つのisoイメージに収録することができるかもしれない。週末に試してみよう。
$ sudo mount -t iso9660 -o ro Downloads/Porteus-LXDE-v3.0-i486.iso /mnt/loop $ tree /mnt/loop /mnt/loop |-- USB_INSTALLATION.txt |-- boot | |-- Porteus-installer-for-Linux.com | |-- Porteus-installer-for-Windows.exe | |-- docs | | |-- GNU_GPL | | |-- License.txt | | |-- cheatcodes.txt | | |-- install.txt | | |-- requirements.txt | |-- syslinux | |-- chain.c32 | |-- extlinux.conf | |-- initrd.xz | |-- isolinux.bin | |-- isolinux.boot | |-- isolinux.cfg | |-- lilo.conf | |-- plpbt | |-- porteus.cfg | |-- porteus.png | |-- syslinux.cfg | |-- vesamenu.c32 | |-- vmlinuz |-- porteus |-- base | |-- 000-kernel.xzm | |-- 001-core.xzm | |-- 002-xorg.xzm | |-- 003-lxde.xzm | |-- 04-firefox.xzm |-- make_iso.sh |-- modules |-- optional |-- porteus-v3.0-i486.sgn |-- rootcopy