FOSS4G 2014 Tokyoで日本語版OSGeo-Live8.0を紹介

FOSS4G Flagよ永遠なれ

頑張って日本語版OSGeo-Live8.0を作成したので、そのご褒美にFOSS4G 2014 Tokyoに参加させてもらった。FOSSとは、Free Open Source Softwareのことで、4Gは、for Geographic Information Systemということで、地理空間情報(GIS)のためのオープンソースのこと。10年前はそれこそ数えるほどのFOSS4Gだったけど、OSGeo-LiveのDVD 4.7GBに収まらないほどあり選択肢も増えた。
前職からOpenStreetMapまでとGISに関わっていながら、FOSS4Gへの参加ははじめてで、感じたのはGISって奥が深いなぁと。基調講演の「GSI for All」藤村英範氏(国土地理院情報普及課長)は、国土地理院GISでこんなハックを日々しているんだと驚かされたし、全体セッションの「“初心者”が GIS を使うために必要なこと 〜GISキャズムを超えるためにはどうすればいいのか〜」も示唆に富むもの。そして参加者の誰もが、FOSS4Gの可能性を信じて何かこれでしようという思いとともに、楽しんでいるのはコミュニティの理想のひとつの形なのかな。
僕の発表「OSGeo-Live 8.0 の日本語化」は、個別セッションに分かれて最後のほうだったので、個別の発表を聞いていてだんだんアウェイ感が大きくなってきた。というのも、各発表はGISの内容を交えてなんだけど、僕の場合はGISのアプリケーションがOSGeo-Liveの中に詰まってますよというだけで、全然GISの中味に触れていない。これは内容をしくじったかなと思ったら、緊張感が高まって軽くパニック。あっという間の20分が過ぎてしまったけど、誰でもできることというのは伝わったかな。

その後の懇親会、2次会も盛況で楽しい時間はあっという間に過ぎた。帰りに「乗り過ごした!」と思って下りたところはふじみ野駅で、すでに最終電車もなくタクシーでの帰宅で予想外の散財。しばらく大人しくしないと。