GNU Health日本語訳のキックオフイベント

もくもくとGNU Healthを翻訳中

一昨日の23日(金)の夜に企画した【緊急】GNU Health日本語訳のキックオフイベントを開催。通知期間が実質1日だけにもかかわらず、小江戸らぐから5名のエンジニアが参加してくれた。それだけでも泣きそう。さすがにPoRTAL Shibuyaというお洒落なところに集うには、ちょっと気恥ずかしかったけど、こういうところで開催するのも重要。PoRTAL Shibuyaも、突然の無理なお願いにも関わらず、場所を提供していただいて感激。こういう助け合いが普通にできるなんて、素晴らしすぎる。
まずは、OpenStreetMapの三浦さんを中心に実際のGNU Healthを構築してみて、こういう動きをするということを確認。AWS上にサーバを組んで、Trytonをフロントエンドで動かすというクラアンとサーバの3層構造。ブラウザをフロントエンドにするには、ちょっと難しいのかな。インストールして動くようにするまで、それなりの技術が必要。そしてTransifexのGNU Healthの日本語プロジェクトで、各自もくもくと翻訳。Transifexの日本語チームの登録が早かったためか、僕がコーディネータっていうのは言い出しっぺの法則か罰ゲームなのか。さらにプラットフォームのTrytonは、日本語プロジェクトがないことが分かり、日本語プロジェクトを申請。実際にやってみると、いろいろ具体的にしなければならないところが見えてくる。
Transifexは直でも翻訳作業ができるけれど、OmegaTという自由な翻訳メモリツールを利用するともっと効率的にできると、これも三浦さんに紹介された。そういえば香川在住の翻訳家エラリーさんがOSCでも紹介されてたことを思い出したけど、実際の局面にならないと、なかなか自分の中に入ってこない。これを利用してICD10 国際疾病分類第10版を日本語に展開すれば、かなり翻訳率も上がりそう。こういうところがエンジニアリングの面白みなんだろうね。僕もそうなりたい。
12時から18時までと4時間の長丁場だったけど、やってみればあっという間に過ぎた感じ。最後に医療オープンソースソフトウェア協議会の小林さんとGoogleハングアウトで情報交換して終了。キックオフだけで終わらせてはもったいないので、facebookGNU Health日本語翻訳プロジェクトのグループを作成して、今後も情報交換しながら精力的に翻訳作業を進めていくつもり。皆さんも、世界を変えるための仕組み作りに参加してね。