capt2.0印刷トラブル
ここ数ヶ月Linux環境から印刷できないトラブルが解決できずにいて、結果的ペーパーレスというトホホなエコ生活を送っている。我が家のプリンタは、インクジェットMP610にレーザージェットLBP3300と、2台ともCanon。どうしてCanonかというと、Linuxでも印刷できる環境を提供してくれるから。そのはずだったんだけど、どうも最近はちょっと悲しい状況にある。
LBP3300はNB-C2という内蔵プリンタサーバを介して、この8月まではSlackware13.0とopenSUSE11.2で印刷ができていた。Windowsとはちょっと出力が違ったりするけど、それはご愛嬌ということで、とにかく使える状態にあった。小江戸らぐの活動報告書「Linux User」の作成が一段落したので、Slackwareを13.1に、openSUSEを11.3にあげて、LBP3300のドライバであるcaptが1.xから2.0にアップしていたので、これもインストールしたところから、悲しみに暮れることに。テスト印刷しても、まったく反応がない。もちろんWindowsからは印刷できるので、ハードウェアのトラブルではない。
小江戸らぐやopenSUSEユーザ会のMLでも相談してみたけれど、僕の説明の仕方が悪いのか、それとも情報リテラシが低いのか、解決には至っていない。これが喉に引っかかった魚の小骨のようになっているので、OpenPrintingにサポートリクエストとしてチケットを送ってみることにした。チケットは、MediaWikiと同じ文法で記述するようで、これがデファクトな標準になりつつあるのだろうか。
ユーザとして得られる情報はどうしても限られるけれど、とても興味深いのは印刷の設定で接続が次のようにうまくいっていないところ。
モデル 接続 説明 現在の接続: ccp://localhost:59687 LBP3300 接続がありません。 Try 'Detect More' or use the 'Connection Wizard'.
接続に関しては、ccpdadminで設定するのだけれど、ccpdadmin -lでその内容は確認できる。これでは、一見ちゃんと設定できるように見える。ちょっと期になるのは、UI Port = 59787 というところだけれど、FIFO pathは、ドキュメントどおりになっている。
CUPS_ConfigPath = /etc/cups/ LOG Path = /var/log/ccpd/ UI Port = 59787 Entry Num : Spooler : Backend : FIFO path : Device Path : Status ---------------------------------------------------------------------------- [0] : LBP3300 : ccp : //localhost:59687 : net:192.168.0.215 :
残るはファイアウォールで閉めているところぐらいだけど、Linuxのファイアウォールは停止しているし、/etc/cups/cupsd.confは、次のような設定をしているから、これでいいはず。
# Restrict access to the server... <Location /> Order allow,deny Allow from 127.0.0.1 Allow from 192.168.0.215 </Location> # Restrict access to the admin pages... <Location /admin> Order allow,deny Allow from 127.0.0.1 Allow from 192.168.0.215 </Location> # Restrict access to configuration files... <Location /admin/conf> AuthType Default Require user @SYSTEM Order allow,deny Allow from 127.0.0.1 Allow from 192.168.0.215 </Location>
これで何か反応があれば、いままで止まっていたトラブル解決というプロセスが少し動きだす気がする。