クラウド時代の三種の神器(Linux編)
日経ビジネスによると、クラウド時代の三種の神器といえば、次の3つなのだそうだ。
- DropBox オンラインストレージサービス
- GoodReader マルチメディア対応PDFリーダー
- Evernote ドキュメント管理システム
これらをLinux上で展開するとなると、どうなるだろう。
DropBoxは様々なディストロ向けにパッケージは用意されており、SlackwareでさえBOB AlienがDropBoxパッケージを配布していて、簡単にこれを利用することができる。次のコマンドを実行すればインストールされて、デフォルトでホームディレクトリ以下にDropboxフォルダができて、これでファイルのやりとりをすればよい。ただ、その下にPublicフォルダがあって、ここにファイルを入れると全世界に公開されちゃうので、ちょっと気をつけなければいけない。
$ dropbox start -i
GoodReaderは、iPhone/iPad用アプリケーションということで、Linux用のものはない。iPadでもできるのなら、Androidから転用と思ったのだけど、Androidを利用しているのはiPadでなくて、中華Padのほうだった。いかん、デフォルトが中華Padになっている。GoodReaderとLinuxで検索しても、GoodReaderをLinuxに接続する方法とかはヒットするのだけれど、肝心のものは見つけられない。実際に中華Padでどうしているのか、もう少し掘り下げて探してみるかなぁ。
EverNoteはブラウザからも利用できるので、そのままでもLinuxでいけるはずだけど、やはりWindows/Macと同じように専用のアプリケーションがほしいところ。なんせ、アイデアノートなのだからブラウザに縛られたくない(意味不明)。小江戸らぐのオフでmatokenさんが発表したNeverNoteというネーミングが絶妙なEverNoteクローンのアプリケーションがあり、これがLinuxで利用できる。EverNoteはゾウさんであるが、NeverNoteはキリンさんとキャラクタもいい。matokenさんの発表では、jambiが必要とあったが、readmeを読むとjava環境があればよさそう。というわけで、Slackwareでは、tarボールをダウンロードして展開したら、そのままinstall.shを実行してインストールは完了。あとはメニューの検索に「nevernote」と入れると起動するし、インターネットのところにDropBoxとともにある。これでアイデアはすぐにメモれる。あとは、湧くのを待つだけ。
openSUSEでもNeverNoteをインストールしようとして、rpmファイルをダウンロードしてYaST2からインポートしたが、エラーになってしまった。単純なJavaアプリケーションのはずなんだけど、依存関係が邪魔をしているらしい。パッケージ管理の両刃の剣を久しぶりに感じた。どうしよう...。