秩父鉄道110周年ありがとうフェスタに参加

ショートデッキな秩父鉄道の蒸気機関車

午前7時過ぎには出発すると言われて、気になって4時半に起床。本当は歳を取ったから目が覚めただけかも。そんな早くに出発することになったのは、秩父鉄道三峰口駅で開催する「秩父鉄道110周年ありがとうフェスタ」に参加するため。どこにあるのか分からないまま、川越市駅から東武東上線特別快速で小川町駅に、そこから普通に乗り換えて寄居駅まで。ここで、秩父鉄道の普通に乗り換えて三峰口駅まで。寄居駅までは座れたので、駅ごとにGPSロガーでウェイポイントを取りながら時間を潰せたが、秩父鉄道はコアな鉄ちゃんの方々で満員御礼の状態で、小一時間ほど苦行に。
フェスタ会場は、朝早くというのに一部で異常な盛り上がり。朝早くから来るような鉄道ファンだから、きっと盛り上がっちゃうんだろうなぁ。いまから30年ほど前の鶯色一色の山手線や黄色一色の総武線が並べられていて、僕的にも懐かしい。併設されている鉄道公園には、ペンキを塗り替えたばかりの往年の貨車が展示されていて、こちらも時代を感じさせていい雰囲気。
これらを案内してくれる係員の方々は、どこか素朴さを感じさせて、話しかけるといろいろ質問にも親切に答えてくれて暖かみを感じさせる。紅葉が映える山々に囲まれた中でそんなやりとりができたので、朝早く来た甲斐があった。
三峰口駅秩父鉄道の終点なので、電車が到着するたびに参加者が増えるという状態だったので、お昼前に早々に帰路に。帰りは座れることもできて、車窓からの紅葉や荒川の流れを楽しみながら、のんびりと寄居駅まで。度々電車が警笛を鳴らすので、何だろうなぁと思ったら、撮り鉄の人たちが、かなり近くまで寄って三脚を構えている。それで注意を促すために鳴らしていると分かると、どこで狙っているのか、鳴るたびにそれを探すのがちょっとした楽しみに。若い人から年寄りまで、けっこう本格的な準備をして撮っている人たちが多いのに驚かされる。
途中で秩父鉄道の目玉である蒸気機関車ともすれ違うことができて、疲れたながら満足な一日だった。