僕たちの失敗マッピング編

M-241とA5版クリップボード

OpenStreetMap用にマッピングをしていると、いろいろ失敗をして凹む。
たとえばクリップボード。これはマッピングを効率よくするための強力なツールで、最初は100円ショップでA4版を購入。これを片手に徒歩で使用すると、地図やウェイポイントの書込みに威力を発揮する。これに気をよくして自転車でも持っていったのだが、これでは大きすぎてカバンから取り出すのも邪魔くさいし時間がかかって非効率。自転車でマッピングするメリットがないため、カバンの肥やしになった。
そこでA5版のクリップボードを購入。これでカバンからの出し入れがかなり楽になったが、それでも邪魔くさい。もうちょっと取り回しを楽にしようと思って、ストラップで首から提げてみた。そうしたらペダルを漕ぐ度に足に当たって運転しにくいし、とても書きにくいということで、このアイデアはボツ。それならばクリップボードを自転車のフレームに付ければいいと閃き、ゴム磁石と強力両面テープをホームセンターで購入。こういうものは100円ショップでは売っていない。10分程度の工作で、磁石付クリップボードが完成。いざ自転車に付けようとしてみると、全然付いてくれない。磁力が弱いどころの話ではなく、そもそもダメ。悩むこと数秒で、自転車のフレームがアルミ製であることに気づく。安い中国製だったので鉄製と思い込んだのが失敗の元。いまではクリップボードの裏面が剥がした両面テープの跡でささくれ立って悲しみを誘う。ゴム磁石は、冷蔵庫にメモをとめるのに活躍中...。
最大の失敗は、GPSロガーでデータが取れていないこと。これはけっこう凹む。お気に入りのM-241は、多機能でありながらボタンスイッチがモードキーとエンターキーの2つだけで、その多機能をまかなう。ウェイポイントを入力するときは、緯度経度モードでエンターキーで入れるのだが、間違ってモードキーを押すと、モードが変更されてしまう。それに気づかないまま何回か繰り返し、エンターキーも押したりすると、結果的に全然取れていなかったということになる。データが取れているときは、基本モードで残りのポイント数がどんどん減っていくので確認ができるが、マッピングしているときはいちいち確認しない。帰ってきたときに、残りのポイント数があまりに大きいので蒼ざめる。そしてPCでデータを吸い上げると、あまりのファイルサイズの小ささに失敗を知るのである。これはけっこう立ち直れないほどのダメージで、失った時間と距離の積といったところか。何事にも確認は重要である。