第9回日本OSS貢献者賞受賞記念社内セミナーですべりまくる

第9回OSS貢献者賞

実は、第9回日本OSS貢献者賞というものをいただいた。日本OSS貢献者賞というのは、「OSS開発の振興を図ることを目的に、影響力のある開発プロジェクトを創造・運営した開発者や、グローバルプロジェクトにおいて活 躍する卓越した開発者、OSS普及への貢献者を表彰するもの」ということで、自分には縁がないものと思っていたが、IPAが2009年を最後におりて今年度は後援もしていないので、受賞の対象になったらしい。最初はドッキリかと思ったけど、日本OSS推進フォーラムで発表されていくつかWebニュースでも取り上げられてどうやら本当らしいということでじわじわと嬉しさを噛みしめた。
受賞理由は、以下にあるとおりコミュニティ活動ということで、結果的にそうだっただけなんだけどやってきてよかったなぁと実感。

小江戸こと埼玉県・川越に端を発し、東京(大江戸)を中心とした地域Linuxユーザグループの小江戸リナックスユーザグループ(小江戸らぐ)を12年にわたり主宰し、初心者からベテランまでを集めた130回を超える地域コミュニティ会合を月次でほぼキャンセルなしで開催し続ける。ユーザ会主体で、オープンソースカンファレンスコミケ等に積極的に出展しメンバーの活動を発信するほか、近年ではオープンソースとオープンデータ採用のハッカソン・アイディアソン・イベント運営などの普及活動も各地で地道に継続して実施している。

ここまではよかったんだけど、小江戸らぐのMLに流れるおめでとうメールが、どれも惜しい人を亡くしましたと偲ばれてしまってる。OSC2014東京での授賞式ではけっこう晒し者のようで、恥ずかしくて嫌な汗をかいてしまった。これまでの錚々たる受賞者の方々からすると、本来ならば辞退するのが大人の対応だったのかなぁと思ったりもしたが、それも後の祭り。そして受賞記念として社内でセミナーをすることになり、いつもの自分とは違ってけっこう周到に準備をしたつもりだったのだが、これがまったくウケずにすべりまくり。同じ業界にいながら、オープンソースやオープンデータ界隈とは違ったアウェー感といったらなかった。壮大な罰ゲームのような気がする。