Jeanne D'Arc設立イベントと性教育

佐賀の中学校向け性教育の模擬授業

ジーン・ダークって何だろうと思った方は、僕と同類項。Jeanne D'Arcは、ジャンヌ・ダルクで多様な生き方を尊重し合う豊かな社会を創造すべく、ダイバーシティ意識喚起キャンペーンを繰り広げるコミュニティ。この設立イベントとして開催された「次世代型性教育の真骨頂!」に参加。当初は池袋で近くていいねと思ったけれども、当日に池袋・豊島公会堂にて在特会特定秘密保護法を出汁にした集会・デモをしかけるということで会場が閉鎖になり、築地本願寺に急遽変更。よく会場が見つかったなぁと思ったけれども、そこは横のつながりの素晴らしさ。
ダイバーシティは、硬くなった頭の人に説いても理解できないので、まだ柔らか頭の若い人への性教育を通じてマイノリティの個を認めることの大切さを普及していこうというもの。頭が硬くりつつある自分がだんだんマイノリティになっていくような感覚を覚えたけど、いずれ柔らか頭になりそう(違う意味だから)。HIV/AIDSの基礎知識のセミナーから、自己紹介とダイバーシティのワールドカフェまで、面白くて時間はあっという間に。ワールドカフェでは、社会という枠にこれまではマジョリティが大きなグループを作っていたけれども、マイノリティはその中で無理に戦わなくて、大きなグループの間には小さな隙間がうまれるから、そこをマイノリティが自分の生きる場所としてもいいのではないか、そういうものもありと思うことが大切と、ある意味ブルー・オーシャンな戦略を感じた。いままではそういう隙間が見えないし、個々の能力も分からなかったけれども、LinkedInのようなツールがあればそれも可能にと、ITの新たな活用方法も見えてきた。
その後、浄土真宗本願寺派の僧侶・古川潤哉さんから、佐賀県での中学生への性教育の模擬授業をやってもらい、「生」と「死」さらに「性」に至るまで自分という存在を通じて大切なものであることを学んだ。まだピュアな中学生ならば効果はあっても、すでにセックスの楽しさを覚えてしまった中学生はもう手遅れだとか。佐賀県は何もなくて、さらに不健全ということでゲームセンターなどを潰してしまうから、行き場のなくなった中学生は家に籠もってしまい、二人きりだったら自然とそうなるため、このような教育が必要になるそう。結局は大人の浅知恵のツケを、中学生が負っているということか。しかも教師や医師は制度や法律の壁で、「セックス」ではなく「性交」とか「性的接触」という言葉を使うので、中学生には分かりにくいので宗教家の出番となるらしい。なんともややこしい世の中だなぁ。
もらった2個のコンドームはどうしたものか、使い道がなくて途方に暮れる。