でかいプレゼン

フォントが弱くて効果半減

3週半遅れぐらいで、高橋征義著「でかいプレゼン」を読んでみた。これは、高橋メソッドの元祖で、いまは高橋メソッドなプレゼンツール in XUL リターンズを使うにあたって、メリットや効果的な活用がいろいろ書かれている。そもそも、高橋メソッドとはという方は、高橋メソッドなプレゼンツール in XUL リターンズに目を通してもらうとよいが、一言でいえば、でかいプレゼンのこと(無限ループに入っているような)。
プレゼン発表の当日の朝まで忙しくて、家を出るときにはレジメを印刷することで精一杯というパターンの僕は、電車の中でレジメの内容を思い出しながら、話す項目を列挙、その間を埋める項目を追加、文字列を短く推敲、必要に応じてエフェクトを散りばめて完成と、なくてならないもの。時間にして、川越市から池袋までの準急45分ならば十分、急行32分ならばちょっと頑張ってぐらいだから、一度味を占めるともう離せない。
本書には、その効用も書かれているが、プレゼンにはリハも含めた周到な準備があって成功するものと、しっかり釘を刺してある。普通の人向けとある高橋メソッドも、上級者向けのパワーポイントも、基本は同じなのである。いつも周到な準備をしていないことを、あらためて反省。
いつも使っているのに、いまさら読もうと思ったのは、Linux環境で自分の意図するフォントで高橋メソッドリターンズが表示できなかったことにある。そう、高橋メソッドの効果はフォントによって決まる。ということで、効果的なフォントとして、次のフォントが利用できるようにxulファイルの中に記述してある。

  • ゴシックMB101U
  • ニューセザンヌ-EB
  • セザンヌ-EB
  • DHP極太ゴシック体
  • DFP極太ゴシック体
  • DHP特太ゴシック体
  • DFP特太ゴシック体
  • セイビイサラゴUB-P
  • AR Pゴシック体 S
  • DF特太ゴシック体
  • セイビイサラゴUB
  • AR ゴシック体 S
  • HGP創英角ゴシックUB (これらHGフォントがあるが半角カナが影響しているか...)
  • HGS創英角ゴシックUB
  • HG創英角ゴシックUB
  • 小塚ゴシック Std H
  • モトヤゴシック 6
  • ヒラギノ角ゴ Std W8

自分のLinux環境でも、いくつかのフォントを用意してありOpenOffice.orgでも利用できているのだが、これらのフォントで表示できなくて、ここ1年以上試行錯誤を繰り返しているのだけれど、いまだに解決できないために本書に頼ったのだが、結果的にはそこにヒントはなかった。そもそもSlackwareだと、漢字の表示自体が中国語の簡体字っぽくて、ちょっとおかしい状態だったので、抜本的なものなんだろうなぁ...。