どたばた事業仕分け

事業仕分け後半3日目

行政刷新会議事業仕分け後半3日目になり、来年度がどうなるかの審判のときとなった。これまでどんな議論がされるのか、ぎりぎりまで想定問答や数値を用意してかなりテンパった状態で、どれくらい削減されても事業を継続されるのかなどの検討をして迎えた。もっとも単独に審議されるのではなく、4つの独立行政法人が一緒にということになり、そこでおしなべてどんなことを聞かれるのか、ますます分からなくなり憶測が飛び交う。この4つの独立行政法人の規模が、他の3つは200億円台なのに、ひとつだけ50億円台で、なんで1/4規模なのに同列なのかと。
1時間ほどの議論は、他の廃止や来年度の予算計上の見送りがあった事業に比べると、事業内容や財政状況の確認という淡々としたもので、少し拍子抜け。この結論も、基金の返却と事業見直しが軸となり、最悪の結果はとりあえずは免れた。集められた仕分け票をまとめた詳細な結論は、かなり辛辣な意見もあったけれど、本質に迫るものではなかった。
こういう結論だったので言えるのかもしれないが、日本の情報政策はどうあるべきかとか、日本の産業や生活にどのように情報を位置づけるかの議論があって、その上でそれを実現するにはどうあるべきかがあっての結論ならば、どういう結論であっても納得感は得られたのになぁと思う。いまいち生煮えで、あんなに苦労したこの数週間ってなんだろうと。まぁ、これまで幾度となく見直し作業をして、その度に政治判断でいまがあるので、またかぁの残尿感のようなものが残った一日だった。