禁断のパッケージ管理slackpkg

なんで、いまだにSlackwareなのかというとパッケージ管理システムによい思い出がないから。まだ公式パッケージに採用されていないソフトウェアをプレーンや野良パッケージでインストールしていて、これが公式パッケージになったりすると依存関係が矛盾して、なんとか直そうとして深みにはまる。もうどうしようもなくなって、最初からインストールするというのがパターン。そのトラウマから抜けられない。
パッケージ管理システムがないといわれるSlackwareでも、自動的にパッケージをダウンロードしてインストールしてくれるslackpkgというツールがある。manでは、Automated tool for managing Slackware Linux packagesとあるから、まさにパッケージ管理ツール。Slackwareがそれでいいのか...。
設定方法は、至ってシンプル。ディレクトリ/etc/slackpkgにあるファイルmirrorsで、Slackware 13.0の項の最下行に、ミラーサイトとして次の1行を追加。もちろん、他のミラーサイトでも可能だけど、そもそも国内でSlackwareを配布しているところが少ない...。

ftp://ftp.riken.go.jp/Linux/slackware/slackware-13.0/

使用方法も、次の手順のみでこれまたシンプル。さすがにSlackwareらしい。

  1. ファイルとパッケージのインデックスをダウンロードしてアップデート
  2. 自分のPCとミラーサイトのすべてのパッケージを同期

具体的には、次の2つのコマンドを打つだけでOK。

# slackpkg update
# slackpkg upgrade-all

このslackpkgを試しちゃうと、楽チンで癖になりそう。ひとつ難点は、自分で作成したanthyのパッケージが最新にもかかわらず、古い公式ファイルに置き換えようとする。そこなんだよなぁ...。