openSUSE11.1にKDE4.3インストール

長らくSlackwareを使用しているが、日経ITproにKDE4.3の記事が載っていて、これによると開発コード名は“Caizen(改善)”で、パフォーマンスの向上と使用メモリー量の削減を実現したとある。Slackwareのデスクトップ環境もKDEであるが、KDE4.3を採用したバージョンは先だろうしと、他のディストロを探したらopenSUSEにバイナリのKDE4.3が用意されていることが分かった。250GBのHGSTにすでにopenSUSE11.1はあるので、さっそくKDE4.3をインストール。
簡単にいくはずであったが、いきなり挫折。依存関係でどうしますかというメッセージがリストとして長々と表示されるのである。こっちは、依存関係が厭でパッケージ管理のあるディストロを避けてきたので、どうしてよいかさっぱり。Twitterで愚痴をこぼしたところ、識者から有益なアドバイスを頂いた。さらに英語のコンテンツをよく読むと、openSUSE11.1のKDEのバージョンは4.1.3だから、これを4.2にアップしてから4.3にしろとある。こういう新規のものは、面倒臭がらずにちゃんと読むべきだなぁ。
このステップでも、やはり依存関係のメッセージは表示されるが、有益なアドバイスのおかげで先に進むことができた。ポイントは次の2つ。

  • 基本的にopenSUSEopenSUSE(Build)を選択して新バージョンをインストール
  • 上記の選択肢がなければ旧バージョンをアンインストール

製造元を変更するとかあるので、なかったらどうしようかと不安になるが、もともと何もないところから構築したのであるから、ダメ元で挑戦するべき。どうもある程度構築できると、失うのが怖くて保守的になる。いけない傾向だなぁ。
というわけで、紆余曲折を経てKDE4.3のインストールに成功。それで使用感はというと、あまりKDE4.1.3を使っていなかったので、よく違いが分からないという落ちで、お粗末さま〜。