MSI WindPC SD

hatochan2009-06-28

大阪の経済を助けるべくPCワンズから1台26,480円という格安で購入したMSI WindPC SD 2台。送料込みでも54,850円と、新品とは思えない安さ。いつものどおり、安物買いの銭失いとなるかを検証...。基本的な仕様は次のとおりで、使い方にもよるけど、まぁ動けばお買い得かなぁというもの。

  • CPU:Atom330 1.6GHz オンボード 
  • メモリ:DDR2-667 SO-DIMM 1GB(MAX2GB) 
  • LAN:1GbE LAN(Realtek  RTL8111C) 
  • オーディオ:7.1chHDオーディオ 
  • HDD:160GB SATA 
  • 拡張スロット:miniPCI-Ex1、CFx1 
  • 前面端子:マイク、ヘッドホン、USBx2、4in1カードリーダー(SD/MMC/MS/XD) 
  • 背面端子:D-Sub15ピン、オーディオ x6(7.1ch)、RJ-45(LAN)、USBx4 
  • 電源:65W ACアダプタ(ActivePFC) 
  • ドライブベイ:5インチドライブx1(空き 0)、3.5インチシャドウベイx1(空きx0) 
  • 本体寸法:300mm(H)x65mm(W)x240mm(D)、容積4.7L 
  • OS:SUSE Linux

このOSというところがSUSE Linuxだけだったので、Open SUSEあたりをバンドルしているんだろうなと思っていたが、SUSE Linux Enterprise Desktop 10.1という製品版だったのでちょっとびっくり。
WindPC SDを購入したのは、低電力CPUのIntel Atomデュアルコア版である330が使われており、ハイパースレッド機能と併せて擬似的なクアッドコアとなっていて、Linuxを起動したときに表示されるTUXペンギンが高価なクアッドコアと同じように4羽見られると思ったから。それに、低電力ということで自宅サーバにはちょうどいいかなと思って。購入してみたら仕様どおりにPS/2端子がなくてキーボードとマウスが接続できず、しばらくそのまま放置だったが、PS/2とUSBの変換ケーブルを購入してやっと起動することができた。期待しながら起動してみたら、このSUSE Linux Enterprise Desktopは、Fedoraと同じように起動時に表示されるメッセージを隠すようで、残念ながら見られない。他のLinuxで試してみようっと。
それにしても、このSUSE Linux Enterprise Desktop 10.1が、遅くてどうしようもない。どれくらい遅いかというと、遅くて×10ぐらい遅くて、マウスが全然反応しないぐらい。はっきりいって、このままでは使い物にならない。SUSE Linuxが緩慢という噂は、ちらっと聞いたことがあったけれど、Atom 330との組み合わせは噂以上で、入力を受け付けてくれないのは、まさにお手上げ状態。基本的なデスクトップのソフトウェアはLinuxでも十分というメッセージを込めて、MSIが世に送り出したと思ったのだが、あまり話題にもならなかった背景はこういう理由があるのかもしれない。ここしばらくは、MSI WindPC SDとの終わりなき格闘が続きそう...。