わが軌跡を道にするOpenStreetMap

OpenStreetMap川越周辺

ここのところ、週末の天気が気になってしょうがない。というのも、土日のいずれかは雨が降ってなければ、自転車で川越周辺を走り回って位置情報を収集しているから。台湾のHOLUXというメーカのGPSロガーm-241を首に下げていれば、自分が何時、何処にいるのかを記録してくれる。それをPCにアップロードして、GoogleアースやGoogleマップ上に自分が走った軌跡を表示することができる。ここまでは、普通の楽しみ方。極上の楽しみ方は、何もない空間に自分の走った道を描いていくことで、それを叶えてくれるのがOpenStreetMap
1年以上前に購入したm-241で位置情報を収集することはやっていて、OSM-jaの鎌倉オフにも参加したのだが、収集した位置情報をOpenStreetMapサーバに展開することができなくて、この楽しみを味わえないでいた。これというのも、展開するためのツールであるJOSMというJava環境で使用する地図エディタがうまく扱えないという、なんとも締まらない状態が続いていた。それが先人の様々なノウハウと辛抱強いアドバイスに支えられ、しかもJOSMもバージョンアップを重ねた結果、僕でも基本的なことならば難なく使えるように。このキャズムを超えたら、もう楽しくて楽しくて毎週末にサイクリング・ヤッホーとなっている。
OpenStreetMapの川越周辺の地図も、少しずつ整備されているのが目に見えて分かるので、ますますやる気になってくる。「見える化」というのは、あらゆる面において効果絶大ということを身をもって知ってしまった。しかも先人の努力によって、OpenStreetMap本家まで日本語化されて、ここにきて壁が格段に低くなってきているから、他の人も見てくれたり、自分もやってみようかとなるかもと思うだけでも昂揚する。
このOpenStreetMapにハマっているのは、何も僕だけではなく世界中で行われている。この2008年の記録がYouTubeでは「A Year of Edits - Um vídeo mostrando todas as alterações feitas no Wiki Open Street Map.」としてアートのような美しい輝きを見せてくれる。