IPAフォントその2

奇策を実行しようと思ったら、大きな壁が立ちはだかってしまった。TrueTypeからOpenTypeとなり、LinuxWindowsが違うテーブルを読んでいたのが共通のテーブルを読むようになったのだが、Slackwareでの表示がどうにもおかしい。
IPAフォントのプロポーショナル書体で、Slackware上で表示させると、かな漢字と英数字が同じ均等で表示される。それならプロポーショナルじゃないじゃないとツッコミを入れたくなるほど均等で、しかもTrueTypeの均等書体よりもワイドに表示されるので、とてもかっこう悪いというか居心地が悪い。英数字の小文字までも、かな漢字のいわゆる全角で表示されることを思い浮かべれば、いかにその悪さが気持ち的に萎えるものなのか分かるだろう。
これを直そうと、/etc/fonts内にある設定を変えてみたり、fonts.dirやfonts.scaleを書き換えてみたけど、状況はいっこうに好転せず。ただ、OpenOffice.org3.01ではその影響を受けずに、TrueTypeのときと同じように、かな漢字と英数字の幅がそれぞれ異なって(正しく)表示されている。想像力を働かせると、これってKDEの設定ということになるのかぁ。
xfontselを起動してIPA Pゴシックを表示させたところ、均等で表示されている。これをTrueTypeの2.03ではちゃんとプロポーショナルで表示されているので、KDEというよりX windowでのことかも。
いずれにしろ、フォントは印刷環境と並んで奥が深すぎる...。