使われないソフトウェアの5つの理由
ソフトウェアエンジニアリングというものは、オープンソースソフトウェアとは対局のものだから自分には無縁のものだと思い込んでいた。やはりトム・デマルコよりも、ソフトウェア職人気質だと。それが半年を過ぎたあたりから、これは面白いかもしれないと、食わず嫌いを反省。正反対と思えるものならば、むしろ積極的に組合せてみると、自分が想像しないものを発見したりする。
先日も、ソフトウェアエンジニアリングの様々な分野の方々が集まる会合に、できれば消えてなくなりたい立場で参加したが、なるほどと再認識させられたことがある。ソフトウェアが使われない理由は5つあるというもので、当たり前といえばそうなのだが、それでは自分が関わったソフトウェアがこれらを克服しているのかというと、胸が痛むところも多々あったりする。ということで、戒めの意味を含めて使われないソフトウェアの5つの理由:
- ソフトウェア自体を知らない
- ソフトウェアの中身を理解できない
- ソフトウェアの操作が簡単ではない
- ソフトウェアの目標が合ってない
- ソフトウェアの苦情の窓口がない
これらを克服するために、さて何から始めればよいのか。もちろん、できるところから始める。そして続けることが大切。これは、オープンソース気質。