グローバライズvsローカライズ

すでに旧聞モード全開で申し訳ないが、楽天テクノロジーカンファレンス2008ディストリビューション大集合に出た。技術コミュニティセッションLinuxカーネル読書会番外編]にゴマ粒のように写っているけど、本人以外確認不可能。いいなぁ大きく写ったディストロは。
それはさておき、ここで感じたことを2008年中にまとめておかないとズルズルいきそうなので、自分自身に問題提起するためにメモをと思ったが、しっかり年越し蕎麦を肴に呑んでしまって、2009年に突入。
このカンファレンスの基調講演で、Rubyのまつもとさんがグローバルな世界の中で、エンジニアが活躍するために何が必要なのかを語った。エンジニアではないけれど、熱いメッセージは僕にもしっかりと伝わった。しかし、ディストリビューション大集合の中で、僕が語ったのは日本語環境というローカルな世界。日本語という鎖国制度から離れることができなかった。かたやグローバリゼーションの波に乗るための気概を語り、こなたグローバルなディストロではカバーできなかったところを日本語環境で使うためにローカライズについて語る。そういう図式でいいのか。
SlaxSlackwareについては、少なくとも日本語環境のためのローカライズをする過程で、シングルバイトの文字コードを中心としたグローバルなディストロでは含まれない技術がいくつかあることは確認できた。また軽快であることが特徴であるはずなのに、多言語対応の一環のためかキーボードもいくつかの言語仕様に対応するために複数のものを選択できるようKDEで設定されている。KDEのチューニングでは、これはKDE以外で設定すべき項目にあげられている。このようなことを世界に向けて発信していけば、グローバルなものの一端でも役立つことができるのではないかと。とりわけ、マルチバイト環境でグローバルな恩恵を受けられないアジア圏では有効に機能するはず。
ということで、思い立ったところから始めるということで、2008年中にSOURCEFORGE.JPに、次の2つのプrジェクトを申請、気概を汲み取ってくれたのか受理されて、いつでも発信できる環境はそろった。あとはやるだけ (^^ゞ

無理せずやれるところから一歩ずつということで、今年も生暖かくよろしくね!!