IPAフォントのSlackware用パッケージを更新

IPAフォントが2.03となったので、これを機会に1.00のままだったSlackware用パッケージを更新。本当は、ipafont-ttf-00203-noarchi-1.tgzとしたいところだけど、upgradepkgコマンドが使用できないので、泣く泣くipafont-ttf-noarch-6.ttfに。パッケージの名称と侮るなかれで、名称をつけるためにも熟慮が必要と身をもって知る。これで、第3水準と第4水準に対応したので、Windows Vistaとの相互接続性が高まったかな。
一般向け無償公開されたフォントは、以前の1.00でApple RomanとUnicodeの2種類のエンコーディングに対応したcmapの矛盾を解消したのはいいけれど、Windowsが読むcmapを優先したために、Linuxでは、シングルバイトのフォントまでIPAフォントの文字幅になってしまい、フォントがすべてマチスの絵画のようになってしまう。そのため、いままで1.00を無理して使用していた。今回のバージョンアップでLinux対応になったかというのと、答えは否。その代わり、回避する方法を不完全ながらいくつか見つけたので、それで取りあえずできるようになったため。
この更新でやらなくちゃいけないのが、/etc/fonts/conf.availでの、40-generic.confと65-nonlatin.confで行った修正を元に戻すこと。元々はKochiフォントなんだけど、それをIPAフォントのままにしておくと、フォントファミリーでIPAフォントと英数字フォントが同じ幅になって、マチス絵画モードになる。
sourceforge.jpのパッケージリストを確認したら、新しいパッケージが45MBにもなっている。失敗したパッケージまで含めてパッケージしてアップしてしまった。何をしているんだか...。