祝 ruby-1.9.0リリース

既に鈴の音が聞こえなくなってしまった僕にも、クリスマスプレゼントが来た。
心待ちにしていたruby-1.9.0がリリースされた。本来ならば1.9.1になるところが、安定性がいま一歩なので1.9.0になったということだけど、オープンソースの基本は、early release, often releaseだから、今後の進化に乞うご期待というところ。
今回の目玉は、なんといっても笹田さんが未踏ユースから3年をかけて開発したRuby仮想マシンYARVを標準の実行環境として採用して、ベンチマーク性能で2倍から10倍と大幅に高速化したこと。さらに文字コードが多言語化されたというより、特定の文字コード依存から解放されたことか。これは、まつもとさんが2000年の未踏テーマとして取り上げたことが、ようやく実現といった感じ(あくまで私感)。
側面的バックアップとして、Slackware12.0用のパッケージとして、ruby-1.9.0-i486-1.tgzをsourcefrge.jpのSlackware Add-on package Projectに追加。使ってくれると嬉しいなぁ。
(追記)パッケージの作成方法

# autoconf
# ./configure --target=i486-linux --host=i686-linux
# make
# checkinstall --fstrans=no

最初に、ruby-1.9.0-0.tar.gzを使ってパッケージを作成したが、最後のcheckinstallでstringioがないと怒られてインストール失敗。ruby-1.9.0-0.tar.bz2を使ってやってみたら、すんなり成功。どうやら、targetの設定でmakeに失敗したので、その残りが悪さをしたよう(masakaさん、ご指摘ありがとう)。