西武安比奈線を歩く

いまから30年前に廃線となったそうである。もともと入間川の砂利を運ぶために作られた貨物線であったが、入間川からの砂利の採取が禁止になり、その役目を終えたらしい。
その西武安比奈線を歩く企画が、11月5日にあった。安比奈線自体は3.2kmらしいが、南大塚駅から安比奈線入間川の終点まで歩き、そこからぐるっと川越総合市場から市民の森を回って全行程8kmほどの行程だった。線路はときどき途切れるものの、錆にまみれ土に埋もれながらも続いており、いい味を出している。風景も住宅地から田畑、森林とあり、スティーブン・キングの「スタンドバイミー」を想像させる。いまから36年前にここを歩いていたらと思うと、きっと汽車に追っかけられたんだろうなぁ。