IPAモナーフォント再考

Windows上でMS PゴシックIPA Pゴシック、IPAモナーPゴシックの3種類を比較する。なるほど文字幅は、MS PゴシックIPAモナーPゴシックは同じ。IPA Pゴシックは少し狭くなる感じかな。ただ同じフォントサイズでも高さが異なることを発見。もっとも低いのがMS Pゴシック、次がIPA Pゴシック、もっとも高いのがIPAモナーPゴシックとなっていて、IPA PゴシックとIPAモナーPゴシックの間は、相当のひらきがある。その結果、2ちゃんねるアスキーアートは画像が乱れずに表示されるが、ワープロの1ページに入る行数などに影響がある。
IPAモナーフォントは、ビットマップフォントが10〜16まで7種類入っているのも、大きな魅力。コンピュータ上の表示では、ビットマップフォントのほうが概して視認性がよく、処理も高速で結果的に軽い。ただしファイル自体は、ビットマップフォントが多く用意されていれば、それだけ大きくなる。たしかに多くのビットマップフォントは魅力であるが、入っているフォントは、さざなみフォント、モナーフォント、M+フォントとデザイン的に統一性の取れたものではない。
それなら、IPAフォントのビットマップフォントに統一性が取れているかというと、必ずしもそうではない。コンピュータ上では、ビットマップフォントのゴシックと明朝の違いが分からない。それは、別の意味で統一性が取れているのかもしれないが。それと、サイズでのデザインの違いはないというのは自明か。
この2点から、とりあえずIPAフォントの未定義だった0x301cに0xff5e(〜:波線)のデータをコピーだけして対応することに。メリットは2つぐらいか。

  • 作業量が少ない
  • ファイルサイズが小さいまま

フォントサイズに対応するビットマップフォントが12、14、16のままで、他のフォントはちょっと視認性に劣るのは勘弁してもらうか。
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