第7回LinkedOpenDataチャレンジ運営委員会

慶応三田キャンパス旧図書館

17時開催なのだけれど、会社を出たのが17時過ぎとドラえもんのどこでもドアがほしくなる。慶応三田キャンパスで会場を確認したら、いつもの場所ではなくて、旧図書館とあってそれどこ。傍を歩いていた女子学生に聞いたら、真ん前でそれって怪しい人に映ったかなぁ。
今回の運営委員会は、LinkedOpenDataチャレンジ2014の募集締切 来年1月18日(日)以降の審査の進め方やスケジュールの確認、表彰式などのイベントの枠組みなどで、基本的には昨年と同様ということで、審査の期間は短く濃密な時間を過ごせそう。応募者にとっては、結果は早いほうがいいからしょうがないよね。イベントも、ただの表彰式じゃつまらないし人も集まらないから、もっとワクワクする企画を考えていくことで。ワクワク感はやっぱり大切。オープンデータでわくわくするようなイベントというと、やっぱりアイデアソンやハッカソンだからなぁ。うーん難しい。
そのあとはいつもの懇親会に参加したかったんだけど、下のイベントの企画をするために泣く泣く帰宅。本当はもっと泣きたいことがあったんだけど、それはまぁいいか。

Eye-Fiを再設定

Eye-Fi Centerで設定

以前に、Canon PowerShot A720ISに、Eye-Fi Connect X2を使っていたが、A720ISの使用頻度が減って(ちょっと大きくて思いのでNikon L23を常用)Eye-Fiの出番もなくなりそのまま放置していた。Nikon L23では16GBのSDカードを入れていたが、これが半分ほどデータが埋まると、Windows7上のフォトギャラリーでデータを吸い上げるのに、半端なく時間がかかるようになった。それならSDカード内のデータを削除しながら使うので、それほど大容量のSDカードも必要ないので、放置してあるEye-Fiの4GBでも事足りるなぁということで、再び使ってみることにした。
さて、その間アクセスポイントも新調して暗号化キーも設定したのでどう反映させるのかなぁと思い、まずはEye-Fi本家にということで。そこで設定をするにはEye-fi Centerをダウンロードとあるので、これをダウンロードして実行。インストール後に、Eye-Fi Centerを起動して、メニューでファイル→設定→Eye-Fi Cardで、Eye-Fi Centerセットアップガイドに従ってプライベートネットワークを設定。削除のリストから古いWi-Fiネットワークを選択して削除し、追加で新しいWi-Fiネットワークを選択肢て追加するのだが、後者の認識があまりよくないみたいで、ちょっと手間どる。
とりあえず設定はできて、Canon A720ISからは新しいアクセスポイントでデータを送信できるようになった。さて、Nikon L23はどうかというと、カメラとの互換性ではEye-Fi X2 Mobiでは○が付いているけど、備考のところではノーマーク。Eye-Fi連動機能とかは使えないらしい。Nikon L23に入れてみたところ、嵐が去った空の画像はちゃんとPCにアップロードされた。なんか電池の残量がすぐ減るような気がするけど、乾電池式だからとりあえずは困らないか。

はじめての大宮マッピングパーティ

大宮の町並みをマッピング

前日の深酒が全然抜けなくて、大宮のコワーキングスペース7Fに11時集合だったけれど、1本電車に乗り遅れて15分ばかり遅刻。すでに主催の古田さんがOpenStreetMapマッピングの説明が始まっていて、空いている席に着くもいちばん前なので居心地が悪い。ここでマッピングに必要なデジカメとタブレットを忘れたことに気づき、さらに落ち込む。久々のマッピングだというのに、何をやっているんだろう。
1時間ほどの座学の後に、大宮の街をマッピングしながら氷川神社へ。途中でイタリア料理のKANEYA食堂で昼食。ビールを飲みたかったけれど、昨日のものがまだ残っているのでお昼は我慢。ここのパスタがもちもちした食感で、いままで食べた中でいちばん美味しいと感じるくらいのもの。こんなところでこんな体験ができるとは思わなかった。テラス座席限定飲み放題 3,000円というものもあるので、大宮に行ったときにはまた食べたい。
氷川神社から大宮公園へ歩いて、それから自由時間で園内を散策。こうなるとマッピングの神様が降りてきてひたすら歩く。1時間の自由時間でギリギリまで歩きまわって、最後の15分は小走り。ものすごい疲れたけど、これで大宮公園を充実させることができる。再びコワーキングスペース7Fに戻り、GPSロガー Holux m-241からデータを吸い出そうとするけど、デバイスを認識してくれなくてそれができない。Windows7用ドライブとユーティリティをHoluxからダウンロードしてインストールしてもダメで、何度かケーブルを抜き差しして認識してくれた。あまりに使っていないので、USB端子の接触が悪くなったようだ。ここでタイムアップなので、続きは家に帰ってからかな。やはりときどきはマッピングをしていないと腕が鈍るなぁと反省。
とりあえず氷川神社大宮公園を中心に、自分のGPXファイルをベースにJOSMで描いてみた。周辺に高い建物はないが、木々がGPS衛星からの電波を掴むのを邪魔しているようで、かなり軌跡は乱れている。基準となる園内の道路は描いたので、これを修正するのと歩道を追加してけば、大宮公園もいい感じになるだろう。同じものがいくつか入っているのは、今回のマッピングパーティで同時に入力したからか、スマートフォンタブレットでポイントの入力が簡単になったため、マッピングパーティをするときには、データが重ならないような仕組みが必要かも。
打ち上げは、酒蔵 力(RIKI)がいっぱいだったために磯丸水産 大宮南銀座通り店に。メニューがなんか見たことあるなぁと思ったら、静岡で昼飲みした大庄水産と同じ系列のよう。同じものを頼んだけれど、けっこう高めで失敗。そう、ここは埼玉なのだった。

祝 復活カーネル読書会に参加してみた

気楽に聞けるカーネル読書会

長らく開店休業状態だったカーネル読書会が、遂に復活。YLUGカーネル読書会は、技術的に高度なので敷居が高いんだけど今日は復活祭だから行かねばと、定時に退社して会場のビットアイルへ向かう。地図を印刷していったにも関わらず、天王洲アイルからビルに辿りつけない。迷いに迷ってビットアイルに着いたと思ったら、ここはオフィスで会場は別のところという。ラッキーなことに、退社する社員の方に送ってもらった。この方が松原智恵子をモダンにした感じで「惚れてまうやろ」と呟きたくなる。なんで「お礼に今度食事でも」とダメ元でも言えないのかと、チキンな自分を恨む。
ちょっと開始時間を過ぎていて、なるちゃん(小笠原さん)のOpen Printingの話の途中から参加。ビール片手(しかもPremium Moltsだ)に、気軽に聞けていい感じ。自分が敷居をあげていただけなのかなぁ。メニューは以下のとおりで、金曜の夜にはちょうどいい。

  1. Open Printing(小笠原徳彦)
  2. 昔のLinuxの話(小山裕司@産業技術大学院大学
  3. Workqueueの話(吉田茂@Miracle Linux

なるちゃんの「Open Printing」資料は英語だったけど、日本語で説明。よさんが楽天だらか英語かと思ったけど、そんなことはなくて安心。セブンイレブンネットプリントのサービスなどどこでも印刷できる環境が整ってきたことから、プリンタ自体がPDFを読めるようになり、これまでのプリンタ毎のドライバをインストールというようなことがなくなりつつあるらしい。英語の資料で日本語で話すっていうのもありだなぁと、いつか挑戦してみたい。
小山さんの「昔のLinuxの話」は、おじさんたちには懐かしいものばかりで、あるあるネタの宝庫。ちょっと前のように感じるけど、20年以上前のことで時間が経つのが早いこと。少年老い易く学成り難しという言葉を、身を持って知ることになるとは。Yggdrasil Linuxはなくなったけど、デモの完成度の高さは今でも通用するものでもう一度見てみたい。CD-ROMはあるんだけど、動かせる環境がないのが惜しい。
吉田さんの「Workqueueの話」はカーネル読書会のど真ん中で、やっぱり難しい。こういう話が分かるようになりたいということで、素人が最初にカーネルを読むとしたらどのあたりかを聞いた。スケジュールまわりからだそうで、もう一度挑戦してみようかなぁ。早く挑戦しないと、カーネルが日々膨張しているので大変かも。
会が引けてから大井町あたりで飲んだのだが、途中から例によって記憶レス。明日はマッピングパーティだというのに、大丈夫なのかなぁ(大丈夫じゃなかった...)。

モバイル環境SSDの不具合を解消

X101-CHに換装したSSD

一昨年の2012年6月ぐらいに購入したAsus X101-CHは、僕のいちばんの相棒。ほとんど毎日一緒に過ごすので、少しでも軽くなるようSilicon Power製の64GB SSDに換装している。システムは、Lubuntu13.10とWindows7 Starterのデュアルブートにしているけど、ほとんどLubuntuを使用している。最初の頃はすこぶる快調だったのだが、ここに来て突然ハングアップして再起動するようになった。最初は数日に1回、やがて1日に1回、さらに1日に数回となって、いつ落ちるのかとハラハラしながらというのは、精神衛生上悪い。そろそろSSDのnandあたりの書き込み回数が限界に達して寿命なのかと、価格.comで物色したりしていた。
それにしても、SSDはどんな状況なのかと気になる。新しいものに乾燥する前にちょっと調べてみた。SSD全体の構成は、fdiskコマンドでは次のようになっている。

Disk /dev/sda: 64.0 GB, 64023257088 bytes
ヘッド 255, セクタ 63, シリンダ 7783, 合計 125045424 セクタ
Units = セクタ数 of 1 * 512 = 512 バイト
セクタサイズ (論理 / 物理): 512 バイト / 512 バイト
I/O サイズ (最小 / 推奨): 512 バイト / 512 バイト
ディスク識別子: 0xe348e083

デバイス ブート      始点        終点     ブロック   Id  システム
/dev/sda1   *        2048    59791359    29894656    7  HPFS/NTFS/exFAT
/dev/sda2        59791360    74731519     7470080   1b  隠し W95 FAT32
/dev/sda3        74733566   125005823    25136129    5  拡張領域
/dev/sda4       125005824   125038591       16384   ef  EFI (FAT-12/16/32)
/dev/sda5        74733568   122933247    24099840   83  Linux
/dev/sda6       122935296   125005823     1035264   82  Linux スワップ / Solaris

全体がWindows7 Starterだったパーティをんを分割して、Linuxの領域を作ったという王道のやり方。
LubuntuではUUIDでパーティションを設定しているが、簡単にしてみると次のように記述されていた。あれ、これってSSDとしての設定って何もしていないような。前はいろいろやったような気がして確認すると、timeとかtrimについて記述している。

#                                    
/dev/sda5       /              ext4    errors=remount-ro                    0          1
/dev/sda1       /mnt/ntfs      ntfs    defaults,umask=007,gid=46            0          0
/dev/sda6       none           swap    sw                                   0          0

というわけで、智恵の海 Linux SSD の設定を参考にnoatimeとdiscardを追加して、次のように変更。ついでにswapについても、discardを追加。LinuxでのSSD利用の情報ってもっとあるのかともう少し深堀りをしたら、Solid State Drives - ArchWiki - Arch Linuxにきちっと整理されているので。詳しく知りたければこちらがお勧め。それにしても、Arch Linuxはけっこう攻めてる印象。

#                                    
/dev/sda5       /              ext4    noatime,discard,errors=remount-ro    0          1
/dev/sda1       /mnt/ntfs      ntfs    defaults,umask=007,gid=46            0          0
/dev/sda6       none           swap    sw,discard                           0          0

これで現在様子をみているところだけど、全然安定している。これまでに1日に数回ハングアップで再起動というのが、嘘のようである。新しいSSDを消費税が 8%になる前にと思っていたんだけど、しばらくはこのままでいいかなぁ。

Document Freedom Day 2014 Tokyoで新橋に

Document Freedom Day 乾杯

3月の最終水曜日は、毎年全世界的にDocument Freedom Dayということで、日本でも祝おうということで新橋に8人ほど小ぢんまりと集まった。Document Freedom Dayというのは、ドキュメントが自由であることをあらためて意識しようという日で、2008年3月26日に欧州フリーソフトウェア財団がはじめて今年で7回目。去年は日本からはどこもやらなくて寂しかったので、今年はリベンジということで飲み会を開催。ちゃんとDocument Freedom Dayの地図にも、東京にピンが立っている。
場所は「創作ダイニング 善」という地下1階にあるお店で、Googleマップを頼りにして行ったら、その場所は「侍」というお店で、どうしようと電話したら、その隣のビル。しかも電話の相手は、5メートル離れたところにいたというオマヌケな状況。このあたり来たことあるなぁと思ったら、15年ほど前の職場で、よく韓国料理を食べに来た「草の家」と同じビルだった。しかもそのお店がまだあってびっくり。「ダイニングバー 善」ははじめて入ったが、けっこうお洒落な雰囲気で、ここで男8人で男祭りの祝い酒というのはなんとも場違いな雰囲気。
お祝いの乾杯の記念写真を撮り、見ず知らずの人も多かったので自己紹介をして、最初はLibreOfficeのことなどを話していかにもDocument Freedom Dayぽいと思ったのだが、アルコールが進むにつれて、話題も迷走気味に。仕事をやめて妻も子もいるのに無職ってこの前転職したばっかりなのにとか、コピーロボットが本当にできたとしても自分の分身ならば同じようにするので身代わりにはならないとか、覚えているのはドキュメントの自由とは無縁のものばかり。ある意味自由であるけど、まぁお祝いできたからいいのかな。

第9回日本OSS貢献者賞受賞記念社内セミナーですべりまくる

第9回OSS貢献者賞

実は、第9回日本OSS貢献者賞というものをいただいた。日本OSS貢献者賞というのは、「OSS開発の振興を図ることを目的に、影響力のある開発プロジェクトを創造・運営した開発者や、グローバルプロジェクトにおいて活 躍する卓越した開発者、OSS普及への貢献者を表彰するもの」ということで、自分には縁がないものと思っていたが、IPAが2009年を最後におりて今年度は後援もしていないので、受賞の対象になったらしい。最初はドッキリかと思ったけど、日本OSS推進フォーラムで発表されていくつかWebニュースでも取り上げられてどうやら本当らしいということでじわじわと嬉しさを噛みしめた。
受賞理由は、以下にあるとおりコミュニティ活動ということで、結果的にそうだっただけなんだけどやってきてよかったなぁと実感。

小江戸こと埼玉県・川越に端を発し、東京(大江戸)を中心とした地域Linuxユーザグループの小江戸リナックスユーザグループ(小江戸らぐ)を12年にわたり主宰し、初心者からベテランまでを集めた130回を超える地域コミュニティ会合を月次でほぼキャンセルなしで開催し続ける。ユーザ会主体で、オープンソースカンファレンスコミケ等に積極的に出展しメンバーの活動を発信するほか、近年ではオープンソースとオープンデータ採用のハッカソン・アイディアソン・イベント運営などの普及活動も各地で地道に継続して実施している。

ここまではよかったんだけど、小江戸らぐのMLに流れるおめでとうメールが、どれも惜しい人を亡くしましたと偲ばれてしまってる。OSC2014東京での授賞式ではけっこう晒し者のようで、恥ずかしくて嫌な汗をかいてしまった。これまでの錚々たる受賞者の方々からすると、本来ならば辞退するのが大人の対応だったのかなぁと思ったりもしたが、それも後の祭り。そして受賞記念として社内でセミナーをすることになり、いつもの自分とは違ってけっこう周到に準備をしたつもりだったのだが、これがまったくウケずにすべりまくり。同じ業界にいながら、オープンソースやオープンデータ界隈とは違ったアウェー感といったらなかった。壮大な罰ゲームのような気がする。